数回しか着用しておらず、かなり綺麗な状態です。
【FABRIC】
1940~50年代を意識した13.75ozセルビッジデニム。
均一な糸が紡績できなかった時代のデニムを再現する為、縦糸に2種類のムラ糸、横糸に茶綿を使用し、シャトル織機の名機と言われる『TOYODA G9』で甘めのテンションで低速で織ることで当時らしい粗野で独特な風合いを実現。
また、高価なインディゴ染料を大量に使用できない時代に行われていたサルファデニムの染色方法を採用し、縦糸はロープ染色前にサルファ(硫化染料)で下染めした後、少ない回数のロープ染色でインディゴ染を行い濃色で深みのあるデニムに仕上げている。
【FINISH】
ヴィンテージデニムの中でも王道とされる年代。フィットが細くなったこともあり、濃淡のはっきりとしたひげやハチノスが特徴。縦糸に2種類のムラ糸を使用したことにより、ヴィンテージジーンズ特有の縦落ちも再現されている。また緯糸に使用している茶綿や縦糸のサルファ染めにより、独特な味のある色合いが特徴。
【DETAIL】
ワークウェアから現代のジーンズへと進化する過程である50年代のヴィンテージジーンズをイメージ。
12針以上の細かいミシンピッチを踏襲しながら、複数の糸色をジーンズのパーツ別に採用する仕様はこの時代のジーンズに多く用いられたディテールである。
太目でありながら現代のジーンズに近づいたフィットは50年代のヴィンテージジーンズを象徴している。