お探しの方には説明不要とはおもいますが、1975年にライカ(ライツ)が販売 50周年記念として作ったレプリカモデルです。
ちょうど今年は100周年となりますので、記念出品です。
ウル・ライカ(ur-leica)は、全てのライカカメラの原型となったカメラです。ライカ社に鎮座するライカツリーという、M型、R型、バルナック型すべての系譜の一番下に君臨するカメラで、1913年にオスカー・バルナックが完成させた35mmシネフィルムを使用した小型カメラです。
別に出品している酒井修一著『ライカとその時代』(朝日新聞社)にも掲載されています。
写真が好きだったオスカー・バルナックが撮影を楽しんだり、フィルムの感度測定に使用したとされ、個人的に作成したカメラで2台試作され、その1台はライツ社の社長でもあるエルンスト・ライツ1世に献上され、現存する最後のものになっています。ライカ本社の金庫に門外不出で大切に保管されています。
日本では2001年に開催されたライカ展で一週間だけ本物が展示され話題になりました。
本品は1975年にライカ販売50周年記念として、ライツ社が当時の資料を元に製造し、博物館や一部のライカディーラー用に配布した貴重なレプリカです。
レプリカですので、実際に撮影することはできませんが、本物に忠実に再現された精巧な作りで、重厚な金属の感触、レンズは二段階に引き出せ、生き生きとした姿です。底蓋を開けて中の機構を見るとワクワクします。
巻き上げやシャッターも切れます。
ネットで検索すると、詳しく見ることができます。
http://annalens.seesaa.net/article/462782170.html
本品は、レプリカとしての動作は全て確認済みです。
前所有者(ディーラー)の方が外観をあえてエイジング感を出した仕上げになっています。まるで本物のようです。
写真のレザー・ケースもお付けします。
ライカ・コレクターの方にお譲りしたいとおもいます。
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