理科教材・理化学機器の専門商社として有名なケニスの前身、科学共栄社が昭和20年代後半に発売した、エンジン模型です。
本体は鋳物製で、後のハンドルを回すと歯車が回りピストンが上下します。連動して上部の説明板の矢印が回り、ピストンがどの状態にあるか、吸入、圧縮、爆発、排気を順に指し示します。
爆発の時はプラグ点火のタイミングが豆電球の点灯で示されます。
吸入、排気ピストンも連動して動きます。
圧縮、排気の文字が旧字体なのも古さを感じます。
全体スムーズに動きますが、電球の配線は無くなっていたので、手持ちの細い電線を付けました。
後、ご自分で電池ケースをつないで配線すれば、豆電球に点灯出来ます。
日本が、昔から教育に力を入れてきた事がよく解る文化財的な模型だと思います。
カテゴリー:
ゲーム・おもちゃ・グッズ##パズル・ボードゲーム##その他