江戸の刺繍大御所・大彦の三代目「野口彦太郎」氏の作品です。
大彦は 1875年(明治8年)より初代野口彦兵衛が創立した呉服商で約140年以上の歴史があります。大彦は友禅染めと日本刺繍を駆使した芸術的な着物、染繍作品を制作しております。
高級呉服の生産は京都というのが常識であった明治20年代、野口彦兵衛は「東京ならではの染を作る」という覚悟で染工場を設立、自ら職人の育成にあたります。着物は美術的な価値を持つという意識から、ひとつひとつに題名を付けた作品を次々と世に送り出します。
野口彦兵衛の手掛けた着物は「大彦染」と呼ばれ一世を風靡、大彦は髙島屋や三井と並び称される呉服商となりました。
着物通の方の憧れである大彦は、初代の野口彦兵衛に続き、二代目野口真造、三代目野口彦太郎、四代目野口真太郎と、四代に渡って伝統を受け継いでものづくりを続けています。
大彦ならではの東京友禅染めと日本刺繍にて川船に花鳥が描かれた、独自の芸術的な美しさが存分に表現された作品です。
気品を損うことなく、しっとりと香り立つ格調高い友禅文様に加え、所々に施された刺繍や箔が意匠に奥行を与えています。
衿先に作家物の落款が配されています。
呉服業界でも最高峰と認められた美術的価値の非常に高い作品です。
コレクターのコレクションのほか、袋帯と合わせて結婚式などフォーマルシーンにご愛用いただければ幸いです(^^)
●サイズ:
広衿、袷仕立て
丸に抱き柏の五つ紋
身丈 161cm
裄丈 65cm
袖丈 49cm
前幅 24.5cm
後幅 30cm
裄の縫い込み 片側約2.5cm
内揚げ約4cm
※素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。
●素材:
着物地、胴裏、八掛、比翼ともに正絹
●状態:
着用してありますので、下比翼の裾部分に薄汚れがあります。
少し前の作品ですが着物地は目立った汚れなく保存状態は大変良好ですのでご着用も可能です。
昭和レトロの新品いうことをご理解いただいた上でご購入をお願いします。
●その他、注意事項:
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。
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